宮城県女川町・仙台市への視察。災害廃棄物(がれき)の選別・処理の現場を訪問しました。

お知らせ


さる4月10日・11日、清掃・環境対策調査特別委員会の視察で、宮城県女川町、宮城県仙台市へ視察に行ってきました。


視察は2日渡って行い、1日目は、宮城県女川町へ行きました。

女川町では、津波被害によって建設された女川町役場仮設庁舎、災害廃棄物(がれき)選別・処理場を訪問しました。

災害廃棄物選別・処理場では、搬出される災害廃棄物を徹底的に放射線計測し、仕分けをする様子を見学しました。
また、業務には、東京都の職員も派遣されていて、取組や実際の計測値、処理の流れも説明していただきました。

女川町で視察に訪問するに当たり、私を含め、様々な方がガイガーカウンターを持ち込み、あらゆる場所で計測を行いました。
特に、豊島区の長門課長が持参したシンチレーション式放射線検出器による詳細な測定もしましたが、災害廃棄物から至近距離での測定でも、豊島区と同程度かそれより低い数値がほとんどでした。

災害廃棄物を受け入れてくれる自治体へ、高放射線量の災害廃棄物を搬出しないよう、また、風評被害を防止するという観点からも、詳細で緻密な測定・選別処理が行われていることがわかりました。


2日目、仙台市の動画です。

仙台市では、災害廃棄物搬入場、災害廃棄物仮設焼却炉、JR仙台貨物ターミナルを見学しました。
仙台市の災害廃棄物搬入場での説明で特に印象に残ったのは、災害廃棄物が自然発火をするということと、効率良く処理するためには、搬入時にあらかじめ仕分けをしておくことが重要であるとういことです。
仮設焼却炉の囲いには、近くの小中学生による励ましの絵が描かれていて、復興を願う想いを感じました。

JR仙台貨物ターミナルでは、鉄道貨物による災害廃棄物の輸送の現場を見学しました。
災害廃棄物は、搬出元の自治体により専用のコンテナが使われています。

今回、宮城県女川町、仙台市へ行ったことにより、被災地を取り巻く災害廃棄物の現状と女川町・仙台市の行政が置かれている立場を実感することができました。
特に、放射性物質の計測や災害廃棄物の選別が徹底して行われている事、焼却処理が必要なごみの量がまだまだたくさんあることを、実際に視察したことで改めて認識し、理解できたことは、とても有意義でした。

豊島清掃工場でも、「東京二十三区清掃一部事務組合」の議決に基づき、7月~8月頃から災害廃棄物の受け入れを予定しています。
実際に開始する際には、改めてお知らせいたします。

豊島区議会議員 小林弘明へご質問・ご要望等 メッセージをお寄せください。
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