平成26年豊島区議会第3回定例会小林弘明一般質問 女性に魅力的な街づくりを。豊島区のお母さんたちがステキで充実した ライフスタイルを送るための「お母さん支援制度」の導入を。全文

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無所属元気の会、小林弘明です。

今回私は、
「女性に魅力的な街づくりを。豊島区のお母さんたちがステキで充実した ライフスタイルを送るための「お母さん支援制度」の導入を。」
と題して一般質問をさせていただきます。

どうぞよろしくお願いします。


本年5月、政策(せいさく)発信(はっしん)組織(そしき)「日本(にほん)創(そう)成(せい)会議(かいぎ)」の人口(じんこう)減少(げんしょう)問題(もんだい) 検討(けんとう)分科会(ぶんかかい)によって発表された 全国自治体の将来 人口(じんこう)推計(すいけい)において、豊島区は「消滅可能性都市」として名前を挙げられました。

報道では、2010年度の国勢調査のデータを基準として、人口増加率等を考慮して 将来の人口(じんこう)動態(どうたい)を試算した結果、30年後の2040年において、20代・30代の女性の人口が半数以下になると見込まれる、都内唯一の自治体とされています。

それでは、豊島区はそんなに若い世代に人気のない街 なのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。

駅別 年間 乗降 客数の推計では、池袋駅は一日平均約250万人以上の利用します。「リクルート住まいカンパニー」が発表した調査、「住みたい街ランキング2014」においては、吉祥寺、恵比寿に次いで、池袋が第3位に選ばれたことが話題になったばかりです。

池袋駅東口エリアにも、若い女性層に人気のお店が集積する、いわゆる「乙女ロード」や、ポップカルチャー、サブカルチャー関連店舗が多く存在する、サンシャイン60通りなどがあります。
非常に多くの若者が訪れているのが現状です。

そうした素地(そじ)があるにもかかわらず、先の試算において20代、30代の 女性の将来における人口増が見込まれないのは、豊島区に訪れる人は多くとも、実際に住む人は多くないということではないでしょうか。

若い女性、子育て世代の女性の方々に豊島区に住んでもらい、子どもを産み、育てて頂くためにも、20代・30代の女性を中心とした世代に対して、積極的に支援を行うことで、豊島区がそうした街である、という事のピーアールになるのではないでしょうか。


そこで今回私が提案したいのは、豊島区のお母さんが子育てに追われるだけではなく、充実した生活を送るために、趣味や自己研さんの講座・教室に通うことのできる「豊島区お母さん支援制度」です。

女性にとって魅力ある、「住み続けたい街 豊島区」であるためには、20代・30代、子育て世代の女性が、充実したライフスタイルを送り、元気で素敵な女性、お母さんとして暮らしていける環境が必要です。

そのために、豊島区で子育てを頑張る お母さんたちに、充実したライフスタイルとして、いわゆる「お母さんの福利厚生」のような制度が必要だと考えます。

民間企業では、利用施設や講座等の福利厚生を、社員自身で自由に選択できる「カフェテリア・プラン」と呼ばれる制度もあります。

豊島区の20代・30代・子育て世代の女性にも、そうした「カフェテリア・プラン」制度のように、自身にあった趣味や、興味に応じて、余暇や子育ての合間に、レクリエーションサークルや、自己研さん等の、講座に選択・参加できる制度があっても よいのではないでしょうか。

具体的には、区民センター、区民ひろば、体育館等の指定管理施設での利用優待や、そうした場所で開催されているスクール・クラブ・サークルへの参加料・練習代、月謝代 の補助、現在実施されている、「としま・おたっしゃカード」のような、好きなタイミングで規定回数まで 施設を安く利用できる制度等(など)を、自分で選べるようなものであると、子育てに忙しいお母さんでも利用しやすいのではないかと考えます。

また、実際に子育てしているお母さんが、過去の資格や特技を活かして、カルチャー講座を主催することに対しての補助や、すでに豊島区内でそうした講座を主催されている個人の方々への 認知向上のための支援も効果的だと考えます。

この制度で講座を利用してもらう人を増やすことで、講座を主催する側、参加する側 双方にもメリットがあり、女性を軸とした地域経済の活性化にもつながるのではないでしょうか。

こうした行政の後押しによって、「これを契機に昔のスキルを活用して 習字教室、ヨガ、フラダンス等(など)を教えてみよう」など、社会参加へのかかわりや、地域コミュニティへの参加をするきっかけにもなると考えます。

開催日時や費用の面といった部分で、気軽に参加しやすく、日々のリフレッシュや充実したライフスタイルの一端を少しでも担うことができればと考えます。

そうしたことで豊島区の若い女性やお母さんたちに対して、「豊島区は女性のために様々な支援をしてくれているんだな」、という、消滅可能性都市からの 脱却を図るための 具体的な施策が、広く見えやすい形として、豊島区内外の20代・30代、子育て世代の女性にアピールできるのではないでしょうか。

ぜひ検討していただき、豊島区の政策として、今後取り入れてほしいと思います。

そこで質問します。
・豊島区での子育て支援以外に女性を支援する施策としては、どのようなものがありますでしょうか。
また、いわゆるF1世代、20代、30代を対象とした、カルチャースクール、スキルアップ等、多様なライフスタイルの推進と暮らしの充実度をあげ、豊島区定住化を促進(そくしん)するための具体的な施策について、区ではどのように考えておりますでしょうか。
お知らせください。

・先日開催された、としまF1会議キックオフイベント、「としま100人女子会」では、私も見学させていただきましたが、そこでは様々な意見が出ていたと思います。
そうした意見を受けての対策や準備等、区政に反映されたものはありますでしょうか。お答えください。

そして、
・豊島区の「消滅可能性都市」指摘を解消するために必要な、いわゆるF1世代の支援、今後の子育て支援対策について、今後どのようなスケジュールで進めて行く予定でしょうか。
お知らせください。

もちろん、お母さんだけでなく、20代・30代の若い女性も豊島区発展のために重要です。
遊びに来るだけの街としてでなく、引っ越してもらい、住み続けてもらい、街として、自治体として、暮らしやすさを感じていただき、豊島区で家庭を築いていただきいと思います。

20代、30代の女性においては、マッサージやヨガ、料理やダンス等のお稽古事、習い事等、様々なことに興味があるけれど、実際の申込みでは初めの一歩で 尻込みをしてしまったり、勇気がいることもあると思います。

先に申し上げた制度を、子どもを持つお母さんだけでなく20代・30代の女性にも拡大し、利用できるようにすることで、参加したいと思った時に参加できる、その後押しを区の施策として推進することが重要だと考えます。

そうした講座に参加してもらうことで、女性の充実したライフスタイルを後押しできるだけでなく、地域コミュニティへの参加促進や、交流が増え、ひいては商店街・町会の加入率向上にも寄与することと思います。
この制度は、そうした部分でも意味があるものだと考えます。

地域コミュニティへの参加率が低下している昨今、持続的な自治体の発展のための、若者や、子育て世代の定住率の向上にもきっと役立つものと考えます。

そこで質問いたします。

いわゆるF1世代の20代、30代の町会、商店街、消防団、サークル等の地域コミュニティやカルチャースクールの加入率について、具体的な統計等を把握しておりましたら教えてください。

最後に、今回の提案内容について、としまF1会議でも、ぜひ議題として取り上げていただき、若い女性や子育て世代の女性の 区政参加、そして定住促進の実現につなげていただきたいと考えておりますが、区の見解をお聞かせください。 
豊島区においても、高野区長の先導のもと、「豊島区 消滅可能性都市 緊急対策本部」の迅速な設置や、「としまF1会議」「としま100人女子会」の開催、マンガ・アニメ・コスプレ等の文化を基軸とした イベント・企業の誘致や、豊島区とコラボレーションしたポップカルチャーイベントの開催等、若い世代に向けての施策を 実施して頂き、一区民としても非常に誇りに思います。

今後さらに発展的な施策を展開していっていただき、20代、30代、子育て世代にとって、豊島区が「住みたい街」から「住み続けたい街」と思っていただける街づくりをしていって欲しいと思います。

そのためにも、ぜひ前向きなご答弁をお願いいたします。

以上で私の一般質問を終わります。
ご清聴、ありがとうございました。

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