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平成26年豊島区議会第2回定例会小林弘明一般質問 「AEDの重要性を再認識し、心停止における事故ゼロを目指して、銭湯や、高齢者が利用する地域の施設にしっかりと配備徹底を。」全文

豊島区銭湯にAEDを配備し、AEDの場所の周知徹底を。一般質問「AEDの重要性を再認識し、心停止における事故ゼロを目指して、銭湯や、高齢者が利用する地域の施設にしっかりと配備徹底を。」を行いました。


       
無所属元気の会の小林弘明です。

今回私は、
「AEDの重要性を再認識し、心停止における事故ゼロを目指して、銭湯や、高齢者が利用する地域の施設にしっかりと配備徹底を。」
の質問をさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

AED、自動体外式除細動器については、以前の一般質問でも取り上げさせていただきました。
そこでは、24時間使えるコンビニへの配備を提案しましたが、今回は、銭湯や高齢者がよく利用する施設への配備、そして区民への周知状況についてもお伺いします。

一般財団法人日本救急医療財団の発表よれば、AEDの戦略的配備を行うにあたって、望ましい配備場所の条件がまとめられています。

具体的には、「心停止の発生頻度が多い」、「心室細動の発生リスクが高い」などに該当する場所が、配備場所を考慮する際の項目として挙げられており、駅・空港や、スポーツ施設、公共施設のほか、一般質問でも取り上げさせていただいた「24時間営業のコンビニエンスストア」も配備場所の例として取り上げられています。

携帯電話でAED配備場所を調べることのできる「豊島区AEDマップ」も区で運営して頂いておりますが、実際に緊急時に即座に調べるには難しい面もあります。

そうした側面では、高齢者の方がよく利用し、他の施設が閉まっている夜間に営業し、準公共施設的な存在である銭湯は、「銭湯に行けばAEDがある」として、地域の方々に覚えてもらいやすく、区民の方に周知する場所として適している施設ではないでしょうか。

私が今回、一般質問でAEDの問題を取り上げているのは、銭湯にAEDが配備されていたらよかった、という声を頂いたことがきっかけです。

なぜなら、今年の4月22日、ある銭湯の前を偶然通りかかったところ、救急車が停まっており、その状況を聞くと、銭湯を利用中の高齢者の方が、心停止状態になってしまったという現場に遭遇したからです。
その方は搬送されましたが、結果的には亡くなられてしまいました。
その報告を、その銭湯のご主人からご連絡いただき、「銭湯にAEDがあれば、より適切な救命活動ができたかもしれないよ」という想いも同時に伺いました。

そして他の銭湯でもそのような事例が過去に起こっていないか、銭湯を経営している方々はどのように考えているのか、実態調査を行うべく、豊島区内30ヵ所すべての銭湯にアンケートを取らせて頂きました。

その内容をここで発表させていただきます。

このアンケートには、豊島区内30か所の銭湯のすべての方からお答えいただくことができました。
その質問内容は、まず「直近一年間の間に、実際に銭湯での急病人が発生し、救急車を呼んだことがあるか」という質問です。

豊島区の銭湯の約6割にあたる、17軒もの銭湯が「呼んだことがある」との回答を頂きました。
その中の一番多いところでは、直近1年間の間に、なんと5回も救急車を呼んだことがあるという銭湯もありました。

このような状況を踏まえ、「実際に銭湯にAEDを置くという事に対してはどう思いますか。」という質問もしました。
30軒中、21軒の銭湯が「配備してほしい」という答えを頂きました。、「どちらでもない・わからない」が7軒で、「配備してほしくない」の反対意見も2軒でした。

豊島区内の銭湯30軒中、3分の2以上が「AEDがあった方が良い」という回答を頂きました。

また、どちらでもない、反対という方も、「銭湯を長年やってきた身として、地域貢献を行いたい意思(いし)はあるけれども、夫婦だけで運営しているので、しっかり管理できるか、またそれをイザという時に適切に使えるのか、費用がいくらかかるのか、メンテナンスはどうなっているのか」などの回答を多く頂きました。

実際のAEDの有用性と、地域的・社会的な貢献をしたいという意思(いし)がある銭湯に、ぜひそうした不安の面を、区としてサポート・解消をして頂き、銭湯へのAEDの配備を前向きに検討していただきたいと思っております。

そこで質問いたします。
銭湯へのAEDの配備について、区はどのように考えているか。
それについてお答えください。 

公益財団法人日本心臓財団によれば、心停止から5分以内の除細動を実現するために、AEDの配備場所から、次のAED配備の場所までの間隔を、300m以内にすることが望ましいと、いう配備基準が打ち出されておりますが、豊島区内において、この基準はどの程度カバーされておりますでしょうか。それについてもお答えください。

銭湯がないエリアには、高齢者がよく利用する施設にもしっかりと配備してほしいと考えます。
特に公共施設、公共性の高い施設、高齢者や地域の方が利用する施設、運動施設は当然です。
豊島区の高齢者が多く活用する施設へのAED配備状況についてお知らせください。
また、スポーツ施設への配備状況についても教えて下さい。

豊島区役所では現在、1階に1つAEDが配備されていますが、今度新しくできる新庁舎は、商業施設、区役所が入り、多くの方が出入りするうえ、高層階はマンションとして多くの方が居住しますので、場合によっては一つの場所においても複数配備する必要があると思います。

そこで質問いたします。
来年供用開始される新庁舎、としまエコミューゼタウンのAED配備予定についてもお答えください。

AEDは配備するだけでなく、誰もがすぐ使えるように、配備場所を周知徹底しておかなければなりません。

勘違いされている方も多いのですが、AEDは実は専門家でなくても利用できますし、講習を受けていなくても、誰でも使えるように設計されています。
心停止という、一刻一秒を争う時に、一人でも使えるようしっかり設計され、また除細動が不要であれば電気が流れないようにもなっています。
もちろん、そうした場面に遭遇したときには、冷静に行動できないこともあるかと思いますので、一度どのような手順で使えばよいのか、講習はなるべく受けて頂くよう推奨しているそうです。

そうした使い方といった部分も含め、地域のどこに行けばAEDがあるのか、調べなくてもすでに知っている、すぐに思いつくよう、そうなるように、周知を行っていかなければなりません。

そのような観点から、インターネット版AEDマップだけでなく、銭湯や高齢者施設、地域施設への紙版のAEDマップの掲出(けいしゅつ)が効果的だと考えます。
その際も、区内全体のマップだけでなく、近隣地域のAEDの場所をしっかり覚えてもらえるよう、地域の縮尺拡大版の地図の掲出(けいしゅつ)も行うと、より望ましいのではないかと考えます。

そこで質問いたします。
紙版のAEDマップは、町会以外での配布状況を教えて下さい。
もしくはそれらをどこかに掲出するような指導はしておりますでしょうか。

また、AED配備場所についての区民認知状況については、区ではどのように把握しているか、また今後どのようにしていかなければいけないのか、その見通し、見解を教えて下さい。

最後になりますが、このAEDに関する一般質問の原稿を作成の最中(さなか)、今月18日、山形県の高校で、生徒が心室細動により亡くなったおいうニュースが入って来ました。
まずは亡くなられた生徒の冥福をお祈りします。

その山形県の高校では、AEDは配備されていたものの、実際に生徒に使われることはなかったということで、AEDの管理体制に加えて、AED配備場所の周知やAEDについての啓発が必要ではないかと感じました。

都心型の都市として日本で初めての、WHOセーフコミュニティ国際認証都市としてこうした「万が一の安心」「緊急時の整備」がしっかりできている街だからこそ、真のセーフコミュニティの構築や、区民にとっての安全・安心の街づくりとなるのではないでしょうか。

豊島区の銭湯は今は30ヵ所しかありませんが、なおさら他の自治体にさきがけてこのような取組をすることで、他のセーフコミュニティ認証都市の模範や他の自治体にも非常に参考になるのではないでしょうか。

ぜひ前向きなご答弁をお願いいたします。

以上で私の一般質問を終わります。
ご清聴、ありがとうございました。

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