豊島区新型コロナウイルス関連緊急補正予算

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、緊急に措置する必要があるものについて、区で補正予算を組むこととなりました。

その緊急補正予算の第一弾が、５月１１日に臨時審議・議決となり、即日実行していく予定です。
区から事前資料を頂きましたので、主だったものをお知らせします。


１．災害時救援センター用、妊婦用マスク・手指消毒液の購入
追加予算　約２２００万
財源　全額区が負担　（貯金）を取り崩しでも行う

２．特別定額給付金の支給
追加予算　約２９３億円（支給事務費用含む）
財源　全額国の負担

３．中小商工業融資
豊島区として独自に、「（仮称）無利子・信用保証料全額補助緊急資金」という名称で、セーフティネット融資のあっせんを行う。
追加予算　約６億５千万円
財源　全額区が負担　基金（貯金）を取り崩してでも行う

実施スケジュール　補正予算成立後、受付開始。

４．生活困窮者住居確保給付金の予算拡充
当初７６００万円だった予算を、５億２７００万円追加し、約６億円の予算で実施する。

財源　６億円のうち、約４億５千万円が国の予算、約１億５千万円が区の予算。

５．ＰＣＲ検査センターの設置
豊島区独自のＰＣＲ検査センターを設置し、検査体制の強化を図る。
※利用できるのは、医師から検査の必要があると判断された方が対象。

追加予算　約２億５千万円
財源　国が７千万円、区が１億８千万円の負担。

予算成立に先んじて、運用中。

６．子育て世帯臨時特別給付金
児童手当を受給する世帯に対し、対象児童一人あたり１万円を給付する。
予想対象人数　約２１６００人

追加予算　約２３００万
財源　全額国の負担

７．幼稚園新型コロナウイルス感染症対策
幼稚園（幼稚園型認定こども園含む）への配布用として、子ども用マスク、消毒液を購入する。

追加予算　８００万円
財源　全額国の負担

８．ＩＣＴ環境整備
休校を受けて、児童・生徒の学習環境を整える必要があることから、家庭でも接続可能なタブレットパソコンを一人一台緊急配備する。

追加予算　約１１億５千万
財源　国からの４億円に、豊島区が７億５千万円の独自資金を追加し、環境整備。

９．小中学校就学援助費の追加
追加予算　約２５００万円
財源　全額区の負担

１０．予備費の追加
今後さらに、議決がまにあわない緊急予算措置が必要なことが出てくる可能性も考えられる。
すでに積み増した予備費２億円にさらに２億円を積み増し、４億円の予備費で備える。
財源　全額区の負担

１１．傷病手当金
新型コロナウイルスに感染して療養する豊島区国民健康保険加入者に、傷病手当金を支給する。

追加予算　約１６００万円
財源　　全額区の負担


大胆な区の持出しをしてでも行う対応など、新型コロナ対策、環境整備へ力を入れて頂いていますが、整備したさらにその先、どのように事業を実施し、実現していくかの見通しも重要です。

緊急事態につき、予算は賛成の予定ではありますが、当日は具体的な実施計画の見通しがどのようになっているか等、他の自治体の動向や当日の状況を踏まえて、質疑したいと思います。