豊島区防災震災対策調査特別委員会 東日本大震災被災地女川町・石巻市視察 2日目 石巻市

「今日の小林弘明」
豊島区防災震災対策調査特別整備委員会 東日本大震災被災地女川町・石巻市視察 1日目 女川町の記事はこちら。
 
2日目は、宮城県石巻市を視察しました。
 
石巻市は、豊島区にお墓がある漫画家・石ノ森章太郎先生のゆかりの地でもあり、観光にも力を入れ、着実に復興に近づいています。
街自体も石ノ森章太郎先生のキャラクターをブランドに、ロボコンや009などの様々なキャラクターが街に点在していて、聖地巡礼箇所としても盛り上がっている雰囲気が伝わってきました。
 
石巻市では、遺族との間で現在裁判となっており、世間でも注目されている石巻市立大川小学校を中心に視察しました。
 
石巻市も女川町同様、津波による災害での人的被害が大きい地域の一つです。
 
大川小学校は、家族が近くにいて迎えに来た児童を除くと、当時76名の児童が学校にいたのですが、そのうち74名が亡くなりました。
職員の先生も、11名中10名が亡くなるなど、学校管理下で起きた災害としては戦後最大の惨事となったそうです。
 
大川小学校での災害については、裁判となっていることもそうですが、避難計画、避難訓練のあり方など、石巻市の東日本大震災を語るうえで外せないものとなっています。
 
そのため、大川小学校自体は、通う児童が23名となってしまい、今後新規入学児童が大幅に増える見込みもないため近隣小学校への統廃合で閉校となりましたが、震災の校舎を震災遺構として残し、後の世につなげていこうという計画があります。
 
もちろん、子ども達のいのちが奪われたこの場所を残したくないという方も少なからずおり、現在も丁寧な話し合いが続けられているそうです。
 
被害を受けた大川小学校そのものがつらいシンボルになってしまうことから、遺族の方へも配慮し、校舎外側の地域や体育館等から始めに着手して公園化し、慰霊碑や校舎そのものは植栽等で囲んだうえで全体を記念公園とするなど、様々な案が出されています。
 
この大川小学校への立ち入りは、遺族の方が同行しないとできないこととなっており、大川小学校設営に関わる外国人学生の方々と一緒に同行させていただきました。
校内の被害状況について写真撮影や見学をさせて頂き、また説明を受けることができたのは本当に貴重な経験です。
 
当時、校内にいた76名のうち、生存者の2名の方のうちの一人の方は、歴史的な惨事の語り部として滑動されているそうです。
小学校5年生だった自分がどういう状況だったのか、たくさんの人たちの前で講演し、このような悲惨な出来事が二度と繰り返されないよう啓蒙活動を行っています。
亡くなられた多くの同級生、学友の想いを代弁しているという話を聞き、本当に胸が痛くなりました。
 
報道では、子どもたちだけが流されていた、であるとか、生存者はつかまるところがあって、そこにつかまっていたので助かったとか、様々な報道がされていますが、どれも真実とは違って、実際には先生も含め、捕まっていられる余裕などないほどになすすべなく流され、本当に生き残ることができたのは運がよかった、というお話も伺いました。
 
情報の伝わり方という点でも、実際に話を聞くと違う部分もあることをしり、その点でもさらに胸が痛くなりました。
 
津波の恐ろしさは、何度も聞いているはずなのですが、現地・当事者の方からのお話は、改めて津波のおそろしさを実感させられます。
 
数は非公表ではありますが、被災遺児もたくさん発生しました。
そうした子どもたちも健やかに成長できるよう、あしなが育英会をはじめ、行政や県を含む様々な団体がサポートし、子ども達の滑動を見守ってくれていることもわかりました。
 
今回の石巻市の震災でも、事前に防災計画やハザードマップ、避難計画も立てられていたうえでの被害でした。
豊島区においても、事前対応とおごりなき防災意識、避難訓練、そしてそれらが適切かどうかの検証が絶えず重要である点、痛感しました。
そうした点も踏まえながら、ただ「計画がきちんと策定されているから大丈夫」「しっかり避難場所が指定されているから大丈夫」ではなく、行政としてきちんとそれらが正しいのか、時代の変化にあっているか、計画通りに効果があがるのか、議会でも提言していきたいと思います。
 
豊島区防災震災対策調査特別委員会 東日本大震災被災地女川町・石巻市視察 1日目 女川町の記事はこちら。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2105833066147065&type=1&l=58eae5ad9d
 
<<これまでの被災地支援活動>>
「被災地の子どもたちへ東京からクリスマスプレゼントを届ける活動」2016
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1326646354065744&type=1&l=e2ed433b81
 
被災地の子ども達に東京からクリスマスプレゼントと笑顔を届けよう 2015
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.926877987388196.1073742006.120168468059156
 
継続した被災地復興支援。4年目となる、岩手県「さんりくこどもまつり」に今年も東京から参加しました。
http://kobahiro.jp/blog150604/
 
~被災地の子どもたちに、東京から一足早いクリスマスプレゼントを~岩手県陸前高田市・大船渡市の保育園の子どもたちへプレゼントを届けました。
http://kobahiro.jp/blog140110/
 
被災地復興支援 さんりくこどもまつり
http://kobahiro.jp/blog140713-2/
 
岩手県陸前高田市 被災地の子どもたちに東京から一足早いクリスマスプレゼントを届けよう 2013年 12月 9日
https://www.youtube.com/watch?v=fXmqYPpaTFQ
 
~被災地の子どもたちに、東京から一足早いクリスマスプレゼントを~岩手県陸前高田市・大船渡市の保育園の子どもたちへプレゼントを届けました。
http://kobahiro.jp/blog121226b/
 
大船渡市でカレーライス600食の炊き出しをしてきました。
http://kobahiro.jp/oofunato/
 
岩手県陸前高田市 えがお咲くさんりく春のこどもまつり 元気UPプロジェクト 支援 2012年 4月 22日
https://www.youtube.com/watch?v=KqNFhWyPxDE
 
一関商工会議所の青年部「桜プロジェクト」桜の植樹被災地復興支援活動
2011年11月12日
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=236818766381847&set=a.174013235995734
 
岩手県大船渡市 カレー炊き出し 2011年 10月 14日
https://www.youtube.com/watch?v=D388_z3iPoQ
 
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