令和4年第1回定例会 #一般質問
『コロナ禍での高齢者の体力・気力低下防止の為に、行政及び公民連携による健康管理・介護予防の更なる充実を。』

「今日の小林弘明」

#小林弘明豊島区議会 #豊島区議会

令和4年第1回定例会 #一般質問
『コロナ禍での高齢者の体力・気力低下防止の為に、行政及び公民連携による健康管理・介護予防の更なる充実を。』

新型コロナウイルスによる外出自粛、活動制限が長引いていることによって、生活不活発による筋力低下やコミュニケーションの機会の減少による心身の不調という弊害が増えてきました。

特に高齢者の筋力・体力・気力低下は、一人暮らし割合が最も高い自治体である豊島区にとっても重要な課題であることは間違いなく、フレイル対策や健康寿命の延伸の観点からも対策が必要です。

実際に、スポーツ庁が実施している国民の体力・運動能力調査によると、コロナ前までは年々体力向上の傾向があった高齢者世代は、初めてコロナ禍を経験した2020年度の調査において、近年では初めて体力測定値が低下傾向となったことが報告されています。

豊島区『ポケットヘルスケア』アプリ、厚生労働省『オンライン通いの場』アプリといったICTを活用した支援はもとより、紙媒体での支援を要請したほか、健康維持に資する器具や、身体機能を記録するスマートウォッチ等のデバイスの購入補助についての提案、おたっしゃカードや浴場利用の推進、整体院等でのミニデイサービス等についても提言しました。

本文
『豊島区無所属元気の会、小林弘明です。

今回は、
「コロナ禍での高齢者の体力・気力低下防止の為に、行政及び公民連携による健康管理・介護予防の更なる充実を。 」と題して、質問をさせて頂きたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止ための「新しい生活様式」として、活動自粛を中心とした生活が始まり、はや2年が経過しようとしています。

長引く自粛生活の中で、コロナには感染しなかったけれども、筋力・体力の低下や、会話の減少、ストレスによる意欲の低下により、認知機能が衰えてしまうような二次被害が増えているそうです。

スポーツ庁が実施している国民の体力・運動能力調査によると、コロナ前までは年々体力向上の傾向があった高齢者世代は、コロナ禍を経験した2020年度の調査において、近年の調査では初めて体力測定値が低下傾向となったことが発表されました。

コロナ禍による自粛生活の影響は、特に高齢者に顕著に現れるものであり、高齢者の一人暮らしの割合が日本一高い自治体である豊島区にとっては、非常に大きな課題ではないでしょうか。

そこで、コロナ禍が長期化している現状を踏まえ、筋力含む体力・気力低下や意欲低下・認知機能の低下など、コロナ禍による高齢者の心身の健康被害に対してそれをどのように防止し、しっかりと取組んでいくのかについて、改めて考え直していく必要があると考えます。

高野区長の招集挨拶でも、豊島区のまちづくりの中長期的なテーマの一つとして、「高齢者にやさしいまちづくり」を掲げており、「社会的孤立ゼロ」、「100歳健康」、「一人暮らしでも安心」の3本柱で取り組むことが示されました。

コロナ禍の発生とその長期化による社会環境の変化の中で、今一度このような施策を点検し、区民の皆様がいつまでも元気で健康に暮らしていける街づくりを進めるべきと考え、今回の質問に取り上げさせていただきました。

理事者の皆様の前向きなご答弁を期待いたします。

まずは、「1.高齢者が自宅でできる、体力・気力低下防止メニューについて」質問いたします。

豊島区では、自宅でできる体操について、動画をインターネット上にアップロードしていますが、端末操作が苦手な高齢者もまだまだいらっしゃると感じています。

そのような方々に対して利用方法のサポートをするのはもちろんですが、体力低下という区民の健康上重要な課題については、オンラインサービスと並行して、早急に取り組んでいく必要があると考えます。

例えば、豊島区で配布している広報としまをはじめ、紙媒体や、区政連絡会等を通じて、コロナ禍における家庭でできる体力低下防止メニューや健康体操の手順について、イラスト等を交えて掲載するなど、よりわかりやすい周知が重要ではないでしょうか。

そこで質問いたします。
コロナ禍における高齢者の自宅での体力低下防止メニューについて、インターネットや端末操作が苦手な高齢者の方々に向けて、冊子の作成や広報の一面を使って大体的に周知することに対して、区の見解をお知らせください。

家庭でできる取組について、それを支援するためのスマートフォンアプリとして、国立長寿医療研究センターの
「オンライン通いの場」というアプリや、豊島区が実証実験を行っているポケットヘルスケアアプリがあります。

「通いの場」というのは、例えば、健康体操やカラオケ・歩こう会などのアクティビティ、レクリエーションのサークルや高齢者クラブ等が集う区民ひろばなど、区民同士が気軽に集い、一緒になって活動を行える場所のことを指します。

オンライン通いの場アプリでは、アプリを通じて自宅で「通いの場」で得られるコミュニケーションやアクティビティについて、自宅でもその効用を得られるよう開発された支援アプリです。

まだすべての機能は実装されていないものの、散歩支援機能、脳を鍛えるゲーム機能、食事管理機能、仲間とのコミュニケーション機能があります。

そこで質問します。
この厚生労働省の「オンライン通いの場」アプリの活用について、区ではどのように考えておられますでしょうか。

また、豊島区が実験に参加しているポケットヘルスケアアプリについてお伺いします。

ポケットヘルスケアアプリでは、仲間とのコミュニケー
ションの機能はないものの、健康記録管理や、健康リスク予測、AI受診相談、医療機関検索、健康促進のためのコンビニで利用できるクーポン発行機能があると伺っております。

今後は、オンライン健康相談や、オンライン診療、オンライン服薬指導の機能拡大も視野に入れるなど、非常に高機能なヘルスケアアプリとなる予定が発表されています。

これが本当に実現し、豊島区の高齢者の方が利用していけるようになることを多いに期待しております。

そこで質問いたします。
実証実験でポケットヘルスケアアプリに関しまして、登録者数やその属性など、実際の利用状況や得られたデータについてお知らせください。
また、その得られた情報をどのように施策に活用していくのかについても併せてお知らせください。

病気の予防・健康維持という観点から、「オンライン通いの場」アプリと組み合わせて利用することで、より効果的なフレイル対策につながるものと考えます。

実証実験の段階ではありますが、ぜひ積極的に周知を図り、また、導入と日常的な利用の支援・啓発に努めていただければと思います。

また、自宅での健康管理に関して言えば、いわゆる自粛生活で人気となっているオンラインジム・オンライントレーニングや、オンライン健康相談といったものもあります。

これらを展開する事業者と提携し、区民割引等の実施をお願いするような公民連携についても、コロナ禍におけるフレイル対策、体力・気力維持に効果的ではないでしょうか。

そこで質問いたします。
そうしたオンライン事業者との連携について、区の見解をお知らせください。

同様に、フレイル対策や健康維持に必要なフィットネス器具、低周波治療器やマッサージ器、身体に関する数値を自動で測定・記録する血圧測定器や、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス等の購入補助等も一つの方法であると考えますが、区ではどのような考えをお持ちでしょうか。
見解をお知らせください。
次に、「区民ひろばでのワークショップや民間事業者と連携した体力・気力向上および健康管理サービスについて」質問いたします。

豊島区における自宅外での体力向上、健康維持を含む「通いの場」としては、区民ひろばや、区内銭湯を活用した浴場ミニデイサービス「湯友サロン」などがあります。

湯友サロンでは、スペースの都合もあり、利用人数も限られているうえ、実施頻度は各銭湯でだいたい月に1回しかできないのが現状です。

そのため、区民ひろば、湯友サロン以外の健康維持・体力気力向上となる通いの場を拡大していく必要があるのではないでしょうか。

そこで質問いたします。
例えば、区内の整体院等と公民連携により、健康体操や低周波治療、簡易整体などを区民割で受けられるミニデイサービス等も有効と考えますが、それについて区の見解をお知らせください。

コロナ禍における健康増進については、銭湯の利用も効果的であると考えます。

高齢者の方はおたっしゃカードによって年間30回まで
100円で利用できるので、おたっしゃカードで定期的に銭湯を利用するだけでも、健康増進につながると考えます。

そこで質問いたします。
おたっしゃカードの申込や利用状況について、コロナ禍前後で申込状況に変化があったのか、それについてお知らせください。

銭湯を含む「通いの場」への参加意識を高めるために、としま健康チャレンジでやっているようなスタンプラリーのほか、マイナンバーカードとの連携なども効果的でありますので、引き続き実施をお願いいたします。

特に銭湯に関しては、区内全域にあるわけではないですが、健康増進のためにおたっしゃカードの利用が少しでも増えるよう、併せて要望いたします。

最後に改めて、今回のコロナ禍をふまえた高齢者の体力・気力低下防止、介護予防、健康管理サービス施策の区の方向性についてご答弁いただき、私の一般質問を終了したいと思います。ご清聴ありがとうござました。』

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