自民党豊島区議会議員２名と、区の幹部職員２名が略式起訴されたとの報道ですでにご存じの方もいるかと思いますが、この件を通じて、自民党豊島区議団の豊島区議会議員、松下創一郎幹事長、竹下ひろみ副幹事長が議員辞職をされました。

本日午後、豊島区長が会見を開き、コメントを出していますが、今回の件に関しての私の想いも少し述べさせていただきます。

私の想いとしては、まず、今回起訴された職員の方々のみならず、参加するよう勧誘を受けた区職員の方々も、ある意味では被害者であると思います。

特に理事者である部長・課長職にとっては、最大会派・政権与党の議員に対しては、自身の業務がスムーズに遂行できるかどうかに影響し、ひいては成績評価にもつながる利相手でもあります。

各職員にも家族がいて、生活がある中で、そのような相手からお願いがあれば、やはり忖度をせざるを得ないという状況も生まれます。

もちろん、法律の理解や意識が薄かった職員の否もありますが、消滅可能性都市からの脱却を図り、にぎわいの創出を行うために、土日に行われる行事にも積極的に出勤し、準備や式典参加などで頑張って頂いている職員の方々において、各自のキャリアがある中で、このようなことは本来メリットがなく、多くの職員を半ば巻き込み、その方々の人生をも振り回した自民党豊島区議団に対して、非常に許せない想いです。

今年はもうすぐ参議院議員選挙がありますから、これからの季節、しっかりと政治と向き合って、区議会も、議員も、そして豊島区役所も、今回のような忖度が利かない組織として、公平公正な政治を行っていかなければならないと改めて強く実感しました。

今回の事件については、下記ＮＨＫの記事や、

豊島区議２人と区幹部２人 政治資金規正法違反の罪で略式起訴
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220325/1000078285.html

豊島区の区長記者会見
https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/kaiken/2201171554.html

上記URLにおいても概要が示されていますが、公平公正でなければならない公務員に、その地位を利用して、自民党ほりこうどう前都議会議員の政治資金パーティに参加するよう豊島区の部長級職員を通じて要請・圧力をかけた悪質な内容です。

圧力に応じる方も罪に問われてしまいますが、処分委員会で検討されている職員には、今回の事件が起きた背景を鑑みて、それぞれの職員の生活や、これまで築き上げてきたキャリアが致命的なものとならないよう、配慮してほしいと思います。

すでに略式起訴されており、これ以上報道上の大きな事象の変化はないと思いますが、大きな動きがあった場合には、続報をお知らせいたします。

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