豊島区議会臨時会(定額減税補正予算審議)
「今日の小林弘明」#小林弘明豊島区議会
4/15、豊島区臨時会本会議が開催されました。
今回の臨時会では、定額減税の事務実施のための補正予算が提出されました。
定額減税は、政府主導で導入が決定した減税施策ですが、その事務処理のために豊島区は約36億円の事務経費がかかります。
国の主導ですから、全額国の方から手当してくれるのかと思いきや、そのうち約5億円の事務経費は豊島区のお財布(一般会計)から出さなければなりません。
しかもその事務手続きは、源泉徴収から調整される仕組み上、企業の事務負担も大きく、中小企業や商店の負担はさらに大きいものとなるはずです。
そうした負担で発生する残業代コストや、事務手続きの支援について何の手当もないという状況で、これだけの負担があるなら、むしろ定額減税分をそのままマイナポータル登録口座に振り込むなどのほうがシンプルかつインパクトがあり、事務負担・費用も少なかったのではないかと思います。
すでに実施が決定している国の手続きで、区内における所要の手続き事項に対する補正予算ですから反対するわけにはいきませんが、今回の事例はしっかりと記録に残し、同様の事例が合った際に意見書を出したり、区の方でもスムーズな事務手続きや区民・中小企業への支援を行えるようにしてしていきたいと思います。
また、現在国会で審議中の共同親権の導入について、豊島区でも意見書の提出をということで調整が図られましたが、正副幹事長会等で話し合われた結果、議案として上程まで至りませんでした。
私自身は、共同親権にはまだ大きな不備・課題があり、時期尚早で、より丁寧な議論や、細部の設計についてしっかりと煮詰める必要があると感じています。
また、議会終了後には、議会報告会開催のための全体会が行われたため、議会終了時には20時40分、議会報告会実行委員会終了後は21時をまわり、久しぶりに長丁場な1日議会となりました。