豊島区議会一般質問 ネット選挙の実現に向けた、電子投票制度および共通投票所制度の導入で、区民の利便性向上と投票率向上の実現を!

「今日の小林弘明」

ネット選挙の実現に向けた、電子投票制度および共通投票所制度の導入で、区民の利便性向上と投票率向上の実現を!

  1. 豊島区の投票率の推移と区の見解について
  2. 電子投票制度および共通投票所制度について

豊島区無所属元気の会小林弘明です。

今回は、
『ネット選挙の実現に向けた、電子投票制度および共通投票所制度の導入で、区民の利便性向上と投票率向上の実現を!』
と題し、質問させて頂きます。

はじめに『豊島区の投票率の推移と見解について』です。

今年の夏は、東京都議会議員選挙と参議院議員選挙が行われました。

まずは、それらの投票率について確認したいと思います。

それぞれの投票率について、男女別、年代別など、前回の比較や推移と合わせて詳しく教えてください。

また、区長にお尋ねします。
投票率の向上は、区民の声を反映させ、より良い豊島区を作るために非常に重要なものであると私は考えておりますが、投票率の向上について、どのようにお考えでしょうか。
ぜひ区長のお考えをお聞かせいただければと思います。

次に、『電子投票制度および共通投票所制度について』質問いたします。

私は、議員になる前から、投票率の向上について、啓発活動や発信を行っております。

そうした中で、区民の方から多く寄せられる声として、「ネット投票できるようにしてほしい」という要望があります。

実際にネット投票を実現するには様々な壁があり、実現までにはまだ時間を要するものであると思いますが、今回、ネット投票に先立ち、タブレット端末等を用いた電子投票制度がすでに法的にも実現可能で、導入されている自治体も多数ありますので、ネット投票制度実現の前段階として、ここでご紹介させて頂きたいと思います。

電子投票制度は、正確には電磁的記録式投票制度といい、第153国会にて可決され、地方自治体の議会議員および首長の選挙に限定されていますが、すでに法律としては実現可能な状態となっています。

あとは、各自治体が、その実施方法等を定め条例化すれば、その自治体の選挙で電子投票制度を適用し、タブレット端末等で投票を行うことが可能な仕組みです。

直近では、昨年の12月22日に執行された、大阪府四条畷(しじょうなわて)市長選挙・市議会議員補欠選挙で実施されました。
四条畷市では、書き間違えによる無効票や按分票がなくなったそうです。
また、開票作業に従事する職員を大幅に削減することができ、働き方改革の推進実現になったと伺っております。

そこで質問いたします。
これらは、豊島区においても重要な論点と考えますが、区ではどのようにお考えでしょうか。
区の見解をお知らせください。

電子投票制度は、これまで全国の自治体の選挙で、延べ20回以上の実施実績があり、そのいずれも、集計時間が短縮されています。

不在者投票制度など、電子投票以外の方式で投票された票の集計もありますが、総務省の資料によれば、電子投票制度のみでいえば最短で4分で集計が終わった自治体があるほか、すべての電子投票導入選挙で前回の投票時間を短縮することに成功しているそうです。
電子投票制度の課題もあります。
実際に慣れるまで有権者の方に説明等のサポートが必要であること、また、機械設備の費用がかかること、サーバートラブル時の対応を考える必要があることがあげられております。

そこで、四条畷市(しじょうなわてし)ではあえて、投票機器をインターネットに接続せず、投票箱を運ぶ要領で、端末・投票データをタクシーで開票所に運ぶことで、複雑なプログラムの導入やサーバーエラー等を事前に回避することに成功できたそうです。

また、オペレーションに関しては、回数を重ねるごとに低減していくので、費用対効果が徐々に向上していくと判断し、実際に導入してみなければ費用対効果をあげていくことができないので、導入を決めたとも伺いました。

その結果、実際に開票時間短縮および開票職員の削減が達成できたということで、実施方法に対しては、各自治体・議員の視察が相次いでいるそうです。
電子投票制度は、実際に1年半後の豊島区議選・区長選で導入できるかは別として、電子投票やネット投票、ペーパーレス化・DX化による費用削減といったICT技術の進歩による労働時間短縮・生産性の向上といった時代の流れに応じ、いずれ実現に向かっていくものと私は考えております。

そこで、質問いたします。
23区、東京都で他の自治体に先駆けてまずは導入ができるようにするための条例を制定しておくだけでも進めておくことが、豊島区のまちづくり、区のブランディングにも合致するものと思いますが、いかがでしょうか。区の見解をお知らせください。

電子投票制度をうまく利活用することで、共通投票所制度の導入への道も拓(ひら)けていきます。

共通投票所は、区外からの転入者が多い豊島区においては、小学校への当日投票所の指定を受けるよりも、わかりやすい場所で投票できることが投票率向上にとって重要ではないでしょうか。
私は、今回の選挙で期日前投票のため東武百貨店レストラン街投票所に行きましたが、若い人たちも含め、非常に多くの方が長蛇の列を作っており、選挙のために30分以上も並び、投票する姿を見ました。

もちろん、3連休の中日であったことや、西武百貨店の期日前投票所が利用できなかったことが要因にもあるとは思います。

それでも、投票所入口への待機列を目の当たりにしてもなお、投票日当日の投票所に行くよりも、長い時間をかけて東武百貨店の投票所に並ぶ人が多いということは、期日前投票のみならず、池袋駅直結の共通投票所にも需要があるのではないでしょうか。

仮に投票所となっている小学校等はわからなくても、池袋駅に行けばいいんだなとか、豊島区役所に行けばいいんだな、ということがわかれば、当日における投票率もより向上すると考えます。

そこで質問いたします。
過去にも質問をさせて頂いたことがありますが、改めて、共通投票所制度そのものへの区の見解、および豊島区への今後の導入について改めてご意見を頂ければと存じます。

また、最後の質問として、電子投票制度について、現在の社会環境や他の自治体の実施状況を踏まえて、豊島区での導入について改めて調査・リサーチをしていただきたいと考えておりますが、それについて区の見解をお知らせください。

私は、区民の声が限りなく反映され、豊島区が他の区に先駆けて区民サービスの向上や改善を含む様々な施策を実施し、区民に寄り添った行政サービスが実行されてゆく、そんな街にしたいと思っている一人であります。

そのためにも、投票率を向上させ、豊島区を23区で最も投票率の高い街にすることが目標であると考えています。
本一般質問の結びとして、23区・東京都で初めての電子投票制度導入に向けた条例制定に向けて、超党派で議員提出議案の上程を目指しております。

議員提出議案として上程することで、パブリックコメントでの区民の皆様の意見ヒアリングをはじめ、理事者の皆様、各会派の皆様含めて議論の場を作り、この電子投票制度を導入に向けた環境整備への道筋を一緒に作っていきたいと思いますので、ぜひ多くの方のご理解・ご賛同を頂けたら嬉しく思います。

これにて一般質問を終了いたします。
ご清聴ありがとうございました。