令和8年第2回定例会一般質問に登壇しました。「新たな省エネ基準スタートに備え、買い替えだけでなくエアコンクリーニング補助による区民のいのちと暮らしを守る施策創設を!」

「今日の小林弘明」

#小林弘明豊島区議会 #一般質問

令和8年第2回定例会一般質問に登壇しました。

「新たな省エネ基準スタートに備え、買い替えだけでなくエアコンクリーニング補助による区民のいのちと暮らしを守る施策創設を!」

1.猛暑予測と社会情勢による物価、電気代高騰などに対するエアコン機器と電力負担について

2.今あるエアコンを活かした、熱中症予防、環境負荷軽減、区内事業者振興策としてのエアコンクリーニングの推進について

原稿全文は下記の通りです。

豊島区無所属元気の会小林弘明です。

今回は、「新たな省エネ基準スタートに備え、買い替えだけでなくエアコンクリーニング補助による区民のいのちと暮らしを守る施策創設を」について質問させて頂きます。

理事者の皆様の前向きなご答弁をお願いします。

まずは、「今あるエアコンを活かした、熱中症予防、環境負荷軽減、区内事業者振興策としてのエアコンクリーニングの推進について」質問いたします。

気象庁は6月10日、2026年春からエルニーニョ現象が発生しているとみられると発表しました。

エルニーニョ現象は、観測されると日本付近の夏の気温が高くなる可能性が高いことで知られております。

実際に、今年5月には全国的に気温が高く、5月中旬を中心に真夏日が観測されました。18日には東日本や西日本で、19日には北日本でも、猛暑日を観測した所もありました。暑さへの備えは、すでに待ったなしの状況になっております。

また、環境省によると、東京都23区における熱中症死亡者の約8割が65歳以上の高齢者であったこと、また、屋内で亡くなった方のうち、約9割がエアコンを使用していなかったことが報告されています。

いうまでもなく、エアコンは、区民の命と健康を守る生活インフラです。

特に、高齢者世帯や持病のある方にとっては、使える状態を保つこと自体が非常に重要です。

一方で、家計の経済負担は重くのしかかっております。実際に今年4月の全国消費者物価指数では、生鮮食品を除く食料が前年比4.1%上昇し、電気代も前月比で10.6%上昇しています。

これでは、使う必要が高まる時期ほど、負担額も増え、使用をためらう区民の方がいると考えます。

さらに、2027年4月からは家庭用エアコンの新たな省エネ基準が始まります。新たな省エネ基準を満たしたものしか製造できなくなるため、実際のエアコンの価格が高くなることが予想され、最安値の価格帯である6畳用のもので10万円以上になると報道されてもいます。

たとえ買い替え補助があったとしても、まとまった支出を負担する必要があることから、エアコンの買い替えをためらう世帯は少なくありません。

そこで質問いたします。

こうした猛暑、物価高、電気代上昇、新たな省エネ基準の開始が、区民生活や区内事業者にどのような影響を及ぼすと区では把握し、分析しているのでしょうか。

また、東京ゼロエミポイント等の買い替え促進策も行われましたが、それらを踏まえた買い替え促進施策の利用件数や、省エネ性能の高いエアコンへの更新状況等について、お知らせください。

次に、「今あるエアコンを活かした、熱中症予防、環境負荷軽減、区内事業者振興(しんこう)策(さく)としてのエアコンクリーニングの推進について」です。

エアコン購入の補助は重要です。

しかし、先ほども申し上げました通り、まとまった支出を伴う以上、経済的負担が多いが故に、なかなかすぐに買い替えをためらう家庭があることが十分考えられます。

だからこそ、購入の補助に加え、今あるエアコンを適切に手入れし、長く、効率よく使う視点も必要なのではないでしょうか。

しかしながら、エアコンの清掃や手入れは、なかなか個人では専門性が高かったり、日常的に行うには負担感が強いため、区が区内事業者と連携して、気軽のエアコンのクリーニングを依頼しやすい仕組みづくりが重要です。

そこで、エアコンクリーニングの料金について実際に調査したところ、区内事業者の例でいいますと、「おそうじ部長」というクリーニング業者では、壁掛け通常タイプが13,200円、お掃除機能付きエアコンでも19,800円です。

同じく区内のクリーニング事業者のダスキンでは、家庭用壁掛けタイプが15,400円、お掃除機能付きが26,400円と案内があります。

その他にも、業者や機種によって差はあるものの、おおむね1万円台から2万円台前半でクリーニングが利用でき、買い替えより低い負担で、一定の効果が期待できます。

2022年に行われたダイキン工業による検証では、約3年分のほこりがたまったエアコンフィルターを掃除した場合、削減された消費電力量が48.9%、電気料金は現在の電気代相場で1か月で約1,000円で年間約12,000円、CO2排出量は11.7キログラムの削減がされたとしています。

さらに、あわせて室外機周辺も掃除した場合、1か月あたり約2,000円、年間約24,000円の経済的負担の削減になります。

このような家庭内経済効果やCO2排出削減がなされ、調査結果として好評しています。

これらのクリーニングによって、エアコンの寿命が長持ちすると同時に、冷えにくい、効きが悪いという不満の改善にもつながる可能性があります。

今回の豊島区の補助金も拡充してもらったということもありますが、これからは、ただ単に買い替えとや、新規購入だけでなく、今あるエアコンのクリーニングに対する補助を同時に進めることができる新しい取組だと私は考えます。

そこで質問いたします。

高齢者など熱中症リスクの高い方を意識した周知や広報の充実を含め、区民がエアコンクリーニングを積極的に利用できるよう、区内事業者の活用を前提とした公民連携型の補助制度、検討して頂きたいと考えますが、それについてお答えください。

2027年4月から新たな省エネ基準が始まる中で、今回エアコン購入の補助をしていただいていますが、できることなら、クリーニングの補助や区内事業者との公民連携で、豊島区在住の全世帯に行き届くようにしてもらいたいと考えます。

先ほどとりあげた検証結果のように、1~2万円の支出で、年間で1万2千円から2万4千円くらい家庭内経済負担が減るのであれば、それを周知することも大事だし、クリーニングがそれだけ経済効果があるということを区民に知らせるだけでも、大きな行動の後押しになるのではないでしょうか。

そしてたとえ全額でなくとも、それを区が補助するとなると素晴らしい施策になると思うので、豊島区にお住まいの方々のエアコンを掃除する補助をぜひやっていただきたいと要望して、私の一般質問を終わります。

ご清聴ありがとうございました