自民党議員による祭礼寄附行為の公選法違反の真相究明を求める旨の陳情の委員会審議が行われ、委員会としては採択すべきものとの結論になりました。12月4日には、本会議にて全議員審議がなされます。

本日の豊島区議会ののち、議会運営委員会が開かれました。

自民党吉村議員の問題の件で出された陳情についての取り扱いの話合いでした。

私も控室で事務作業を行いながら聴いていましたが、
陳情の内容とは、吉村議員の問題の真相究明を求む、という趣旨のもので、自民党委員からは、「選管や警察からすでに調べが進み、捜査が入ったこと。また、役職も辞任し、本人および会派幹事長から謝罪があったのだから、これ以上議会として取り上げる問題ではない」主旨の発言がありました。

この問題、非常に関心が高いようで、通常はあまり傍聴されない議会運営委員会
ですが、平日にもかかわらず、遠目で見て１０人以上の傍聴者がいらっしゃったのではないかと思います。

その他、「選管に確認した、という発言があり、選管との立場や言い分との食い違いがあるが、どうなっているのか。」「選管の対応に問題はなかったのか。」「寄附は2001年から続いていたそうだが、なぜ2001年になってから寄附が始まったのか（大丈夫だと思ったのか）。」「近年、議員研修や選挙管理委員会からの通達で繰り返し注意喚起がなされ、具体例としても明確に出されている祭礼の寄附を、なぜやめようと思わなかったのか」等の意見が出て、この陳情は自民党委員を除く賛成多数で採択すべきものとの委員会判断がなされました。

その他、自民党委員、共産党委員よりそれぞれ、「公明党議員より、「この件について自民党としてしっかりけじめをつけ、追求すべき」旨の発言があったが、謝罪のあとに議員が発言したものであり、あたかも追求によって謝罪の言葉が引き出されたかのような印象を出されるのは不愉快である」、「共産党委員より、親族名義で迂回寄附をしているかのような発言で誤解を招いたことは事実だが、実際に行ったわけではなく、実際に行った方といつまでも同列に取り上げるのはやめていただきたい」等の発言があり、それぞれの保身と党利党略の部分も見え隠れして、少し辟易した部分もありました。

しかしながら、真相を究明し、議会として信頼を取り戻すにはどのようにすればよいのか、議会として考えるということには賛成です。

区民からの陳情、そしてこのイレギュラーの傍聴の多さからも、区民が今回の件をどう判断しているのか、あるいはこれから判断するのか、かかっているのだと思います。

１２月４日の議会最終日にて最終的な陳情の採決があると思いますので、私もしっかりと一票を投じたいと思います。

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