豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校連携校落成式に参加。豊島区では初の校舎併設型小中連携校で、先進の取り組み、工夫が随所に取り入れられています。
「今日の小林弘明」池袋本町一丁目に竣工された、豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校連携校落成式に参加しました。
豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校連携校は、旧池袋第二小学校跡地を中心に建設された施設で、豊島区では初の校舎併設型小中連携校となります。
小中連携校は、いわゆる「一貫校」の一種で、子どもたちへの小学校・中学校間のススムーズな接続を目的として、小学校と中学校とで連携して子どもたちへの教育を行っていく学校です。
小中一貫教育連携プログラムの要である、義務教育9年間の学びと育ちの連続性をより効率的に生かすため、協同的な学習環境をシェアできる共有エリアが配置されている一方で、子どもたちの体格差、導線、安全面を配慮した小学校・中学校各自の独立性も確保した配置となっています。
職員室は、小学校・中学校で壁の仕切りをなくし一体化し、会議室なども共有施設にしたほか、職員室前には広いコミュニティスペースを確保し、子どもたちが気軽に先生にコミュニケーションをとりやすいようになっています。
タブレットPCをはじめ、ICT環境を整備し、子どもたちが調べものや学習発表をしやすい環境を整えた新しいタイプの図書室「学習情報センター」も創設されたほか、伝統色を用いた視認性向上がなされていて、利用しやすさ、安全性、導線、デザインまで考慮された設計になっていて、子どもたちにとってとても使いやすい環境が整っています。
また、学校全体が環境学習の場として活用できるような設計となっており、太陽光発電や壁面緑化はもちろん、池袋の街が見渡せる自然学習の緑化屋上広場「学びの庭」、生態系学習のための水と緑の「ビオトープ」、自然採光、通風のための外部空間「光庭・だんだんひろば」など、緑化、熱効率、雨水利用、エネルギー節約といった先進の工夫が盛り込まれており、学校生活しながら環境について身近に学ぶことができます。
今後完成する中学校用のグラウンドも合わせて、地域との連携や防災拠点としての役割の拡大も合わせて期待大です。
他の区、他の自治体に自慢できる、素敵な施設です。
この学校で得られた取り組みや先例が、豊島区の学校教育全体や各学校周辺の地域、環境に生かしていけるよう、注目していきたいと思います。
豊島区立池袋本町小学校
http://www.city.toshima.lg.jp/347/shisetsu/gakko/029.html
豊島区立池袋中学校
http://toshima.schoolweb.ne.jp/ikebukuro-j/
豊島区立西池袋中学校落成式
http://kobahiro.jp/blog120826/
豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校連携校建設の経過
http://www.city.toshima.lg.jp/356/kosodate/gakko/gakkoshisetsu/034075.html
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