豊島区待機児童ゼロ実現。区内の保育需要・供給の偏りの是正や、保育の質の向上によるお父さん・お母さんが利用しやすく安心して預けやすい環境をさらに構築できるよう働きかけていきます。
「今日の小林弘明」豊島区定例記者会見にて、豊島区の待機児童数がゼロになった、という発表が高野区長よりありました。
私は、選挙前に掲げた4つの施策のうちの一つに、「待機児童ゼロ実現」を主張をさせて頂いており、当選後も一般質問、各委員会を通じて、区の対策について質疑提言するなど取り組んでまいりました。
特にこの1年間は、認可保育所の新設10園、居宅訪問型保育事業の開始、緊急一 時預かり事業の開始など、これまでにも増して取り組んで来たことが、今回の待機児童ゼロという成果に結びついたのではないかと思います。
その点に関して、大変素晴らしいことだと思います。
しかしながら、居宅訪問型保育事業(派遣ベビーシッター)を受けている方の中でも、保育園で集団保育を受けさせたい、という方や、近隣の保育園の空き定員がなかった、あるいは、兄弟で別々の保育園に通わせることになってしまった、という方もいまだ存在しています。
この報道を機に、豊島区で保育園に入れるのではないかという期待が高まることによって、豊島区に引っ越そうという意思を固めるご夫婦なども増えてくるのではないかと考えますし、一気に詰めかけてくることがあれば、区としても対応が追い付かなくなることもあるかもしれません。
そして何よりも、数字上ゼロになったからすべて解決、という問題でもありません。
区では、平成30年度に向けて、さらに13園780名以上の保育園新設・定員増を目指すと いうことですが、お父さん・お母さんが子どもをしっかりと預けやすく、利用し やすい環境を整えたり、保育自体の質をあげていくことが重要です。
その時にこそ、本当の待機児童ゼロが宣言できるのではないかと思います。
そうした側面も踏まえながら、引き続き議会にて動向の注視と、質疑・提言によ る働きかけを続けていきます。
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