豊島区議会で、国際化による安全・安心に関する一層の整備推進と経済活性化について、一般質問をさせていただきました。

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平成23年度豊島区議会第4回定例会があり、今回も一般質問をさせていただきました。

豊島区は、中華街構想が持ち上がるほど外国人が居住していますし、また、ビジネスやショッピング等多様な目的で豊島区を訪れる来日外国人の方がたくさんいらっしゃいます。

具体的な数字を示しますと、豊島区人口に対する居住外国人の比率は7%以上あり、その比率は全国でも上位です。
また、昨年一年間の来日外国人の数は、推計計算値で約53万人であるとの推計が外務省所管法人の調査で明らかになっています。

3月の震災の影響で、帰国された方や来日される方が一時的には減少しましたが、現在豊島区が目指しているWHOセーフコミュニティ・セーフスクールの認証取得が実現し、海外へ豊島区の知名度があがれば、豊島区へ訪れる来日外国人は増えるでしょう。
事実、来年11月には、アジア地域セーフコミュニティ会議が豊島区で開催されることが決定しています。

そうした観点から、今回は、『国際観光都市豊島区へ!セーフコミュニティ認証取得と観光促進整備でさらなる経済の活性化と文化発信都市を!』との題で、国際都市としての側面を織り交ぜた政策提言をさせていただきました。

計3件の質問をさせていただきましたので、簡単に紹介させていただきます。

 
1、安全・安心を創る!
  セーフコミュニティ認証取得に向け事件・事故予防に向けた街頭・街路の整備を!
 
セーフコミュニティの認証取得だけで満足せず、その後まで視野に入れた、「安全・安心まちづくり」 対策を提案しました。

2、地元の商店にお金を!
  翻訳メニューや指差し会話表、ピクトグラムの協同整備を!

来日外国人の増加に合わせて、豊島区でよりたくさんの消費をしてもらえるよう、提案をしました。
特に、大規模な商店だけでなく、地元の商店・飲食店での消費も増えるよう、お店側が負担の少ない形でのコミュニケーションのためのツールの整備や、行政と学校、区民やボランティアと協働での商品や料理の翻訳を訴えました。

3、古きよき日本の伝統文化を世界へ!
国際化に向けた銭湯文化のルール・マナーの発信を!

私は、昨年~今年にかけ、豊島区内の銭湯全33ヵ所(当時)すべてに実際に入り、そしてレポートをしました。

豊島区銭湯漫湯記
http://kobahiro.jp/blog110307a

実際に私が利用した際、銭湯を利用している外国人の方をみかけることはなかったのですが、外国人の方にも積極的に利用を推進し、日本の素晴らしい伝統文化を体感してもらって、銭湯文化を維持繁栄させるための補助や充実の必要性を訴えました。

今回、こうした質問・政策提言をさせていただきましたが、国際化にあたってよく懸念される事は、外国人がたくさんきたことで、治安の悪化するのではないか、ということです。
そうした不安をしっかりと払拭し、国際化することによってのメリットを最大限享受するために、ルール・マナーをしっかりと教え、事件やトラブルを未然に防ぐことを徹底させ、また、日本語が街中にあふれ歓迎ムードがあることで、遠いながらも日本人に大人気の観光地、ハワイのように、豊島区も外国人の人達がしっかりとお金を使ってもらえるように整備することがこれからの豊島区にとって非常に重要だと考えます。

先週日曜日の大阪の知事・市長W選挙は、改革派の維新の会が知事・市長とも勝利をしたそうですが、日本という国家レベルだけでなく、地方や地域という枠組みから変革が求められる時期を迎えているのかもしれません。

私達の子どもたちや、さらにその子どもたちが、豊島区で生まれ育ったことに誇りを持ち、豊島区で子どもを産み、育てたいと思える、そんな街でいられるよう、無所属の豊島区議会議員として、また、3人の子どもを持つ父親・一豊島区民として、これからも頑張って行きたいと思います。