【豊島区議会】第2回定例会の本会議が開かれました。【無所属まことの会】

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本日、議員協議会と本会議がありました。
本会議では採決があり、寄せられた陳情や請願・議案、国政等に対する区としての意見書などに対して、賛成・反対の意見表明をし、各会派・議員の多数決で最終的に判断が下されます。
 

今回採決にかかる案件では、東日本大震災の発生や放射線の健康被害の不安から、国に対してのエネルギー政策の見直しを求める内容の意見書が多く出されました。
 
 
そんな中特に気になったのが、「23陳情第13号『時習小学校跡地の帝京平成大学に救援センター設置』について、その最終的な答えは出さずに継続して審査を続けていくかどうか」についての採決です。
 
 
3月11日の東北地方太平洋沖地震では、豊島区でも多くの帰宅困難者が発生し、立教大学や帝京平成大学も避難場所として活用されるなどしましたが、両学校とも災害の応急対策をとる拠点としての救援センターの指定は受けていません。
 
 
現在、豊島区の救援センターは公立の小中学校(旧高田小、旧大明小、旧千川小含む)と西部区民事務所のみです。
帝京平成大学は学校としての頑丈な建物や広い面積を持ち、避難もしやすく、受け入れ体制もとりやすいはずで、周辺地域の防災拠点として活用するには適当だと思います。
 
 
私はこの採決では継続して審査をするべきではない、すなわち反対票に投じました。
 
 
民間の学校なので、学校側と調整を図ったり、実際に運用可能になるまでに時間はかかるでしょうが、だからこそ継続審査を続けるのでなく、救援センター指定に向けて行動をとれるよう、その可否を早急にはっきりさせるべきだと思います。
 
 
今回、採決結果は賛成多数となり、同陳情の審査を続ける、ということとなってしまいました。
しかしながら、豊島区では会期は限られていますから、豊島区の議会でエネルギー政策について討論するよりも、区議会議員として、区民の代表として、もっと区民にとって重要で、かつ直接的に区民のためになる案件を優先して審議し、決断をするべきです。
 
 
党に所属しない無所属なのでそう考えるのかもしれませんが、むしろそのことを活かし、区民の代表としてはっきりと発言できる議員を目指して、初心を忘れることなく信念を貫いて活動を続けて行こうと改めて思いました。