夏の電力不足に備え、豊島区も節電対策を実施します。

豊島区 環境レポート

東日本大震災の影響で、国内複数の発電所がストップし、今もなお復旧の目処が立っていません。
逼迫する電力需要に対し、今夏は大幅な電力不足が予想されます。
供給される以上の電力需要を要求されると、広域的に大停電がおきてしまいます。
実際には、大停電を予測して計画停電等が実施される場合もありますが、経済や生活においてかなりの機能が麻痺するとともに、
被災地へ対するスムーズな復興支援も停滞してしまうでしょう。

政府では、今夏の電力需要のピークに備え、計画停電、電力不足による大停電を避けるために前年比マイナス10%を目標とした需要抑制対策を策定しています。

それに伴い豊島区でも、様々な工夫を凝らし、電力利用量の削減をすることに決まりました。

具体的には、蛍光灯本数の間引き、外部照明の停止、フィルター掃除の徹底、パソコン・プリンタ・コピー機の利用制限等のほか、区や区関連施設の休館日を増やしたり、開館時間の短縮をすることとしています。

実施期間の7月1日~9月30日までの間、区役所の夜間窓口が開設されないなど、区施設の利用には充分ご注意ください。

区の開館日、開館時間の変更をまとめた表はこちら
豊島区施設の節電に伴う開館日の縮減等対応一覧
http://kobahiro.jp/shisetsu_setsuden

ただし、保育園等子どものための施設や高齢者のための施設、見通しの暗い街路灯などは、区民の利便性・安心安全性・防犯を考えて、削減の程度を考慮した運営とします。

震災の爪痕が深く残り、復興にも長期的・継続的な支援が必要な中、私たちも身近でできる節電に取り組んでいくことが、復興や再生への近道となると思います。
個人個人でできる事には限界もありますが、合計すれば莫大な量になります。
皆で力を合わせて、この危機を乗り越え、そして元通り以上に立ち直っていきましょう!