本日の豊島区議会は、令和6年度豊島区議会第1回定例会一般質問です。本会議での一部議案もあり、本日は18時50分に終わりました。

「今日の小林弘明」

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本日の豊島区議会は、令和6年度豊島区議会第1回定例会一般質問です。
本会議での一部議案もあり、18時50分に終わりました。

今回の一般質問でも、

全国有数の来街者を誇る魅力ある街だからこそ「稼げる豊島区」を今こそ確立し、区民サービス向上実現へ!

  1. 「稼げる豊島区」体制確立・強化に向けた区長の方針について
  2. その場ですぐに返礼品をもらえる、「現地受取型」「店舗型」ふるさと納税について

との内容で登壇させていただきました。

特に、ふるさと納税の欠点である「すぐに返礼品をもらえない」という点を解消し、来街者がその場でふるさと納税でき、返礼品の応援商品券をもらえるという静岡県伊東市のマリンタウン伊東の取り組みを紹介しました。

豊島区にも魅力ある商品や商業施設があり、来街者数は全国でもトップクラスです。
そうした来街者が数多く訪れるという点そのものも、豊島区の持つ独自の魅力であると考えます。

都心部の住民税の流出が激しい今だからこそ、『稼げる豊島区』として様々なアイディア・取組を実現する必要があります。

詳細は下記原稿を掲載しますので、よろしければお読みください。


豊島区無所属元気の会小林弘明です。

今回は、
『全国有数の来街者を誇る魅力ある街だからこそ『稼げる豊島区』を 今こそ確立し、区民サービス向上実現へ!』について質問させていただきます。

理事者の皆様の前向きなご答弁をよろしくお願いいたします。

まず初めに『稼げる豊島区』体制確立・強化に向けた高際区長の方針について 質問させて頂きます。

令和6年度予算は、新規・拡充事業も非常に多く、史上最大規模の予算となりました。

今後も多様かつきめ細かな区民サービスを展開していくために、さらに予算規模は上昇していくことが予想されます。それに伴う新たな歳入の確保やそれに見合う財源の確保が必要なことは明白です。

乗降客、来街者が多く訪れるということは、魅力ある街として非常に光栄なことではありますが、その分インフラ環境の整備や様々な部分で豊島区民の税金で支えられているといっても過言ではないと感じております。

これまでも、従来の自治体で見られるような歳入以外にも、導入できそうな歳入としてネーミングライツや、ストリートファニチャーへの広告スペースの利活用、また、空き家抑制税の導入などといった、新たな歳入手段も提案させて頂きました。

その際前高野区長にも、『稼げる豊島区』にしていかなければならないということも理解していただきました。

そこで質問いたします。
今後、豊島区の持つ魅力やコンテンツをいかに周知し、税収につなげるかということが非常に重要ですが、そのことに対しての具体的なアイディアや構想など区長のビジョンについてお知らせください。

また現在、豊島区民による事業提案制度や、チームとしまによる公民連携を推し進めて頂いています。
様々なアイディアを広く集め、精査し、実行していかなければいけない中で、ぜひとも自治体主導のアイディアソンを開催することもまた稼げる豊島区を確立するために重要だと思いますが、それについて高際区長の見解をお知らせください。

次に、その場ですぐに返礼品をもらえる、『現地受取型』『店舗型』ふるさと納税ついて 質問させて頂きます。

歳入に大きな影響を与えている一つとして、ふるさと納税が考えられます。
ふるさと納税は区民の関心も高く、実際に私のもとへも多くの問い合わせが来ております。

議会でもその実態やあり方について問われてきましたが、改めて令和5年の豊島区のふるさと納税の額についてお知らせください。
また、ふるさと納税が豊島区に与える影響として、令和5年の流出額、および伸び率、推移についてお知らせください。


豊島区へのふるさと納税を増やし、ふるさと納税による豊島区の流出額の影響を減らすためには、多くの方に広く周知していく必要があります。

そこで、豊島区のふるさと納税のPR方法について、現在の取り組みと今後の取り組みについてお知らせください。

現在の豊島区の募集方法は、窓口寄附等は一切受け付けておらず、ふるさと納税サイトの「楽天ふるさと納税」と「ふるさとチョイス」のみであると認識しております。

様々な方法による寄附ができることは、豊島区のふるさと納税の周知の機会が増え、また寄附金額も増えることと思いますが、募集方法について今後どのように増やしていく予定はあるのか、それについてもお答えください。

ふるさと納税について調べると、寄附金額の多さは、魅力ある返礼品の選択肢や登録返礼品の数の多さに比例するといった試算もあります。

選択肢が多いことは、それだけ露出や周知する機会が増えるとともに、寄附する動機や多くの返礼品から選べるという魅力もあります。

そこで質問いたします。
現在豊島区の返礼品の数・種類と、今後の推移についてお知らせください。

豊島区における返礼品としては、地元のお店を使っていくということも、豊島区の活性化にとってプラスに働くことが重要だと思います。

実際に、老舗の池袋東口・開楽の餃子や、西巣鴨の八つ目や のうなぎ、また、椎名町の地ビールなど扱って頂いております。
そこで、返礼品の取り扱い店・事業者の選定プロセスや募集方法、また、その周知についてどのようにしているのか改めてお知らせください。

また、特徴ある返礼品として、コスプレ体験や侍・忍者体験、食品サンプルの製作体験といった体験型アクティビティの返礼品もあると伺っております。

豊島区ならではの体験として、イケバスを活用した体験型アクティビティや、同じくマンガ・アニメに精通するアクティビティなど、様々なアイディアのもと返礼品のメニューを増やし、魅力を打ち出すことも必要ではないでしょうか。

そうした点について、区ではどのように体験型返礼品のメニューを作っているのか、また、その需要やニーズの調査を行い、それに合わせて返礼品を設定したり、アイディアを募ることなどについて豊島区の見解をお知らせください。


ふるさと納税について調査をしている中で、豊島区のふるさと納税寄附金額の増加につながる施策として、様々な他の自治体の事例を豊島区と照らし合わせて確認させていただきました。
その中で、一つご紹介させていただきたいと思います。

静岡県伊東市では、ふるさと納税サイトによる納税に加え、もっとふるさと納税のPRの機会を増やすこと、さらに、ふるさと納税の寄附金額を効果的に増やしたいということと、またさらに、市内の地域事業者にも効果的に還元されること、という戦略から、伊東市内で最も来街者が多い施設である、『マリンタウン伊東』という商業施設で『現地受取型』『店舗型』のふるさと納税受付を令和4年7月から始めました。

ふるさと納税による返礼品は、事務処理や郵送などの日数もかかることから、すぐに手元に届くことがないということも認識されています。

そこで、この問題を解消する施策として、来街者一番多い施設内にその場でふるさと納税の受付を作ることで、その場で返礼品をお渡しできる『現地受取型』のふるさと納税窓口を作ることになりました。

このやり方を知ったときは、このようなやり方は本当に場らしいことだなと、豊島区のような来街者が多い街にも対応できるなと思いました。

その手順としては、現地窓口で寄附を行うと、マリンタウン伊東内での食事や伊東市のお土産品店で使えるほか、市内の加盟事業者で使用できる『伊東市ふるさと納税応援チケット』というものを発行し、寄附金額の30%分をその場で受け取ることができます。

そうした取り組みは非常に好評で、現地窓口を経由しての寄附金額が令和5年に関しては5000万円以上増加するということが市の担当者よりお伺いすることができました。

豊島区も、様々な独自観光資源が存在し、またナイトタイムエコノミーの推進を通じて、観光産業・地域経済の活性化に努めていることと思います。

そこで、豊島区に拠点を構える百貨店や家電量販店、商業施設もたくさん存在しておりますので、そのような来街者の多い施設で受け取れる『現地受取型』『店舗型』の窓口を作ることは、非常に効果的ではないでしょうか。

そこで質問いたします。
豊島区での『現地受取型』『店舗型』の寄附窓口を、例えば来街者が一番多いと思われるサンシャインシティ、アニメイト等をはじめ、駅や商業施設、観光案内所や区民センター等で受付できるようにすることについて、区の見解をお知らせください。

また、地域の店舗や事業者のふるさと納税事業者としての登録促進に加え、『地域応援共通商品券』のようなものに加盟いただくことで間接的にでも参加できれば、地域のお店や事業者でも参加しやすいかと思いますが、それについて区の見解をお知らせください。

豊島区の文化や製品も魅力の一つではありますが、豊島区の観光や商業都市としての側面もまた、他の自治体と差別化できる豊島区の魅力であることは間違いありません。

ぜひ23区で初となるこうした手法を導入して頂き、豊島区のファンの増加につなげて頂けたらと思います。

そして、豊島区の区民サービスの向上につなげて頂けたらと切に願います。

以上で一般質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

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